BS-Inforsight
WBSで管理
レポート
出力タスク
トラッキング-
損益の管理
プロジェクト管理のあるべき姿の実現
IT産業が産声を上げてから既に50年が経ちますが、システムの開発現場は長時間労働が常態化しており改善される兆しは見えません。
もう「新しい産業」ではなく「成熟産業」に移行しているはずの業界ですが、他の製造業に比べ管理レベルの低さには目を覆うものがあります。
価格圧力の増加、技術革新速度への対応要求にも関わらず、個人のスキル格差は拡大化しており
プロジェクト管理の難しさは日々増えています。しかしこれがプロジェクトを赤字にして良い理由にはなりません。
プロジェクトの3つに2つを失敗していては、IT会社の利益構造を大きく圧迫することになります。
表計算ソフトを使い、進捗管理に経験を積んだPMであっても管理遂行は容易なことではなく、開発の“PDCAサイクルをまわす“がお題目だけで実行が難しいのが現実です。
何等かのツールを使い定量管理の手法を用いてプロジェクト管理を実践している企業はそうでない企業の約2倍の成功率になっています。 損益を「見える化」することはプロジェクト成功に大いに役立ちます。感覚ではなく明確な数字で、それも日時で捉えることが赤字プロジェクトの削減 さらに利益の確保につながります。QCD(品質・コスト・納期)の3ポイントに注力した厳密な定量管理がプロジェクトの利益確保の基本です。
プロジェクト管理システム「BS-Inforsight(ビーエス・インフォサイト)」はプロジェクトのWBSレベルでの実績を日々把握し、厳密な進捗管理を行います。 IT企業にとって工事進行基準の施行に関わらず月次損益を確定することは重要な企業テーマです。 BS-Inforsightは、現場担当者の情報を串刺しにした開発支援や課題の共有から、EV(アーンドバリュー)の概念を網羅したプロジェクトの可視化による 管理の簡素化、高度化を総合的に実現し、プロジェクトの成功を支援いたします。
プロジェクト管理システムの運用は簡単ではありません。時間とやる気が望まれます。 大きな成果を目指しながらもまず手をつけられるレベルから実行に移すのが成功のポイントとなります。 BS-Inforsightはまず管理可能な最小タスクを日程計画に落とし込み、日々確実に実績を投入することからスタートします。 難解なプロジェクト管理の理論にとらわれるのではなく「まず実績を着実に捉えること」がプロジェクトを成功に導く第一歩だと考えます。
BS-Inforsightの網羅するプロジェクトの管理構造
開発担当者から経営者層まで組織の各レベルを串刺しにしたプロジェクトマネジメントを支援いたします。
Inforsightの4つの視点
BS-InforsightはQCDの各視点からのプロジェクト管理システムを指向し、さらにPMOや経営レベルでの有用性を実現すべく:Evaluation(評価)領域での機能を標準化しております。
- WBSレベルで緻密な工程表での予実績から最小期間での進捗差異状況を把握
- 個人レベルの作業予定の明示と日単位、週単位、月単位での完成作業状況把握
- 問題発生の早期発見と迅速な打開策の検討
- リソースの負荷のフォーキャストから調整へ
- EVMに基づく管理手法による開発利益を確保するための実行予算管理
- 日次単位でのコスト把握から赤字ベースでの推移案件の監視と打開策検討
- 外注費・経費を含めた全コストの俯瞰的把握
- 開発工程単位でのコスト配分分析
- 「システム管理表」でのターゲット・システムの到達点の明確化とチーム共通認識の徹底
- 「要件確認書」の標準化とデータ化による顧客要件の網羅と作業への落としこみ
- 開発ワークフローによる製作・承認プロセスの実践
- 不具合の明示化と不具合収束状況の時間的推移把握
- 各プロジェクトを俯瞰したグラフ・チャートのよる成績俯瞰
- プロジェクト管理表、プロジェクト一覧表により問題案件の浮き彫り(進捗遅延、効率悪化、予算オーバーなど)
- プロジェクト成績はチャートで表示。次回開発への評価基準に。
- 得意先単位での受注効率の表示にて商談手法の検討
- アクセス権 経営者・管理者・担当者など各権限レベルで操作可能メニューの設定を施し情報へのアクセス権限は細かく設定します。
- 情報共有 部門やチーム間の壁を取り払ったプロジェクト情報の共有による全社レベルでの効率の底上げを行います。
- マイページ メニューの選別。担当プロジェクトのみの表示など自由に設定を行えます。
- ヘルプ 開発現場で発生した課題をアップ。オープンな情報としてチーム全体で支援します。
- サポートチーム サポートチームへの問合せ、クレームなどは漏れなくリストアップ。自動的にチームメンバーへメール送信され、全員共通の認識として捉えます。顧客対応の向上を計ります。
- アラート 納期の近づいたプロジェクトや、各人の遅延が危ぶまれるタスクは、TOPページにアラートとして表示されます。納期順守の習慣化への一助となります。
- 外注費、経費 発生都度消化予算に組み込みます。経費を含めたすべてのコストが一元管理できます。
基本機能概要
- 管理レベル
- 部門レベル
- メニューレベル
- スケジュール
- 社内連絡事項
- 発生課題
- プロジェクトリスト
- ヘルプ項目
- 担当プロジェクトのみ登録・表示
- 表示メニューの選択
- アラートタスク
- 組織・個人情報
- プロジェクトレポート
- その他(リンク、FAQ,伝言)
プロジェクトの開始--工程表の作成
まずプロジェクト計画をたてます。プロジェクト工程表は作るだけでは意味がありません。日々の作業実績を確実に投入することにより、なかなか実現できなかった日次レベルの予算管理、進捗把握が可能となります。
- WBSの一活登録
大項目/中項目/WBSの3段階でタスク登録
(WBSレベルが困難な場合は中項目まで暫定登録)
時間単位での工数登録・担当者登録
(時間登録が不可能な場合は日数に換算)
追加、変更への対応
- 行程表の自動作成
絞り込み条件にて必要な形態で工程表表示
画面表示および出力
エクセルでの出力は加工の自由度が高い
表示は日単位、週単位、月単位で選択
期間指定
予定のみ、あるいは実績のみの表示も可能
個人別の担当タスクのみ表示も可能
全リソースの割り当て時間、期間表示
課題の共有
チームメンバー間で課題、問題点を共有し、チームとして解決に当たるためのタスクトラッキング。作業予定や作業実績がすべて記録として残されており、問題点のトレースが容易に行える。
- タスクトラッキング--課題の共有
プロジェクトで発生する課題はメンバー全員で共有
課題のステータス表示(着手、未着手、終了)
課題のキャッチボール--誰の手元で停まっているか
時系列に作業内容の登録
完了までの作業時間を登録
管理者の負荷軽減-プロジェクトの実態の見える化
開発管理者の悩みの中で、はたして各メンバーの申告どおりに開発が進んでいるかという点があります。
個人の感覚や思惑で申告されて進捗状況の不正確さから火をふく案件も多いのが実情です。
日単位というレベルで捉えた数値化された実績をベースにプロジェクトの進み具合を把握できれば管理者の関わらなければならない課題は大きく削減されるでしょう。BS-Inforsightのレポートは管理負荷の軽減と、利益の確保を目的としております。
- グラフによるプロジェクト俯瞰
表示のラインは条件指定
表示ラインは以下の通り
受注金額、実行予算、経費予算、緩衝予算、
実績コスト、経費コスト、作業完成度(進捗)
投入コストではなく、消化WBSにより作業の進捗を把握します - 実績はビジュアル表示 経営者、管理者が瞬時に状況を把握できるようにグラフやチャートで視覚的に表現。問題プロジェクトに対して重点的な対策を行います。
- 全プロジェクトの数値化
消化予算、発生経費、消化時間、残作業時間、現在予想利益、受注価格ー実行予算差額、
進捗率、完成率 - プロジェクトの選択表示
経営者、管理部ー全プロジェクトの表示
部門責任者ー部門内プロジェクトの表示
PM-担当プロジェクト
- ステータス別表示
開発中案件
終了案件
未着手案件
稼働環境
BS-Inforsightサーバで全てのプロジェクトを管理。情報の全社共有化とコストパフォーマンスを両立。
動作環境
クライアント | Webブラウザ:Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox |
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PJサーバ | Windows Server、Linux、Unix |
データベース | MariaDB(MySQL)、Microsoft SQL Server 他 (参考動作環境であり、各種データベースに対応予定) |
メモリ | 8GB以上 |
ハードディスク | 500GB以上(データ量により増加) |